知れば知るほど面白いハーブの世界に魅せられて、ハーブに関するいろいろを紹介しています☆
今日は香りを感じる時、五感で一番働いてくれる「鼻」にまつわるお話をご紹介します。
タイトルからして仏教と関係のありそうな感じがしますが、
まさに、嗅覚を司る「鼻」と、「鼻」の功徳を説いた仏教経典のお話です。
その経典とは、仏教を開いたインドのお釈迦さまが残した『妙法蓮華経』というもの。
妙法法華経、私たちには「南無妙法蓮華経」の’法華経’としておなじみではないでしょうか。

この経典の第十九章『法師功徳品』に、「鼻」の功徳についての箇所があるのです。
ちょっと抜書きさせてもらうと・・・そこには「教えをよく理解し修養を積むと、人には物事の真が見えるようになる」と説かれています。
すると心身の様々な機能が発達し、八百も(!)あるという「鼻の功徳」も成就するのだそう。

でも、「鼻の功徳」が成就するとどうなるのでしょうか。
茉莉花(ジャスミン)、赤蓮花・白蓮花、多伽羅(沈香)、火にくべるとよい香りを発する抹(樒)や丸(香料を練り固めた丸薬のこと)、塗(体に塗る粉末状の香料や香油のこと)、千万種を和せる香など・・・
この世の中にあるという、十万種の香りをことごとく楽しめるようになるそうです。

そして、それまでは感じとることのなかった四季折々の自然の香りや、天上の香りを豊かに味わい楽しむことができるようになるそうです。
さらに「鼻」で猛獣や危険を感知できるようになり、難や害を避けることが可能になるのだとか。
「危険な香り」を嗅ぎ分けられるようになる機能が発達するのは、私たち人間にとってはとても便利でありがたいかも!

ところで、ある科学者サンがこの「十万種の香り」について調べたところ、動物性のものはごくわずかで、そのほとんどが植物性の香りだったそうです。
気持ちのよい香り、芳しく楽しい香りというのは、古のインドの地では植物性の香りがほとんどだったんですね〜。

まるい葉がミニ睡蓮のようで可愛らしいナスタチウム。
ワサビのような香辛料として日本に入ってきたそうです。
花はエディブル・フラワーで、私はサラダの彩りに加えて楽しんでます。

園芸店やハーブガーデンに行くと、
黄色やオレンジ、クリーム色や葉に斑の入ったものなど色々な種類を見かけますが、
この赤花ナスタチウムを栽培するのは今年がはじめて。

苗購入一週間後、天気がよかったので、ベランダの赤花ナスタチウムを撮ってみました。



★ナスタチウム★
和名:キンレンカ(金蓮花)
ウゼンハレン科
学名:Tropaeolum majus
原産地:ペルー ブラジル

育て方: 水やりは乾いたらたっぷりと。挿し芽でも増やせる。日当たりを好む。夏の日差しに弱いが初夏から初秋までと開花時期が長い。北海道でも種類によっては越冬可。 
真夏に株が弱ってきたら一度きり戻すと新たな花葉をつける。


豆知識
・葉、花、実とも食用
・フランスでは「ペルークレソン」と呼ばれる。ピリッとした辛味と酸味のある若葉をクレソン代わりに利用
・チッソが多いと花つきが悪くなるそうなのでマメとは混植しない方がいいかも
・つぼみをピクルスにしてケイパーの代わりにする使い方もある
・葉には効酸化作用がある。また、ビタミンCと鉄分が豊富

今年はベランダにラベンダー(ややこしいなぁ)もあったらいいなぁと思っていました。

そんな矢先に見つけたのがこの、富良野ラベンダー’です。
自分が道産子ということもあるけれど、’富良野’という地名のついたラベンダーはいかにも「耐寒性バツグンだよ!」ということを明示しているようで嬉しい。





★ラベンダー★
・シソ科
・耐寒性宿根草
・草丈:40〜80cm
・開花期:5〜7月 ←でも、近所のお宅では毎年11月の初霜の辺りまで元気に花をつけています。
・日向を好む

栽培方法:日当たり、水はけのよい冷涼な場所を好む。多湿に弱い。水はけ良く育てる。平地では土盛りをするとよい。肥料は控えめにする。窒素分が多いと枯れることがある。挿し木や株分けでも殖やすことができる。夏に一度刈り込むと翌年またたくさんの花をつける。


*一緒に写っているピンクの花はアルメリアです。

ふつう、香草といえば「シャンツァイ」「パクチ」や「コリアンダー」のことを思う浮かべるけれど、
さっきぱらぱらめくっていた本には
「かおりぐさ」と読む香草が載っていました。

「かおりぐさ」はフジバカマのことなんだそう。
こうして書いている現在、私はフジバカマのことはわからないんだけど、とても香りのいい植物で
武士が出陣前に兜の中に焚き込めた香りなんだそう。

そう聞くと、ちょっと、ドキリ。

かおりぐさことフジバカマは、万葉時代には蘭と書いて「ラニ」と呼ばれていたんだとか。
だから『万葉集』の蘭もラニ=フジバカマ=かおりぐさ=香草。

『源氏物語』’藤袴の巻’にもラニ=蘭で登場しているそうです。そして現在の藤袴という植物名は源氏物語のヒットによる可能性が大なんじゃないかと言われているそうです。

ちなみに、ハーブのことを教えてくれた先生は、
 「ハーブを日本では香草と呼ぼうとしたんですけどね、そうするとどうしても先にそう呼ばれていたパクチーと誤解されてしまうので、日本語では適した言葉がなかなか出てこなかったようです」
と言っていました。

漢字で書いたらたった二文字の’香草’にも、実にいろんな物語がありますね。

ハーブの入ったアルコールいろいろを覚え書き!

●ゴードンドライジン・・・ジュニパーベリー

●ハンター(ポーランド産ウォッカ)・・・ジュニパーベリーなど

●オホートニチヤ(ロシア産ウォッカ)・・・ジンジャー、クローブ、オレンジピール、レモンピールなど

●ペルツォフカ(ロシア)・・・トウガラシ、パプリカ

●アクアヴィット(北欧’アクアヴィット’は’生命の水’の意)・・・フェンネル、キャラウェイ、アニス、クミン、カルダモン

●オー・ド・ヴィー(こちらもフランス語の’生命の水’の意、フランスではブランデーのこともこう呼ぶそう)

●イエガーマイスター(ドイツ)・・・56のハーブ、果実、植物の根、スパイスの入ったアルコール

●アブサン(パリで大流行したアルコール、19世紀に製造中止に)・・・ワームウッドなど

●パスティス(アブサンの代替品、代表格は’リカール’)・・・ワームウッド、スターアニス、フェンネル、リコリスなど

●ベネディクティンDOM(修道院で作られていた)・・・レモンバーム、アンゼリカなど

●シャルトリューズ・・・130種もの秘伝ハーブを漬け込んだアルコール!

●ウンダーベルグ(スイス)・・・43種のハーブ入り

●サンブーカ(イタリア)・・・エルダーベリー、リコリス

●パルフェタムール(’完全な愛’というフランス語)・・・スミレの花、レモンピール、コリアンダーシード


私はゴードンドライジンしか飲んだことありません。
外国ハーブのアルコール、機会があったら試しいてみたいなぁ。
皆さん、飲んだことのあるものありますか?
あったらどんなだったか教えてください。